革財布(メンズ)の選び方ポイント!「革の品質」「職人技術」

財布情報(知識)

シェルコードバン長財布の風情

メンズ財布の価格は「ブランド力」によって、大きな差が生まれるものです。

ただ、「本革仕様の財布(革財布)」に関しては、「ブランド力」よりも、「革の種類」「革の品質」「職人技術」が”価格”に大きな影響を与える要素となっています。

革財布(メンズ)の”価格”を左右する「革の品質」「職人技術(人件費)」

”革財布”に限った話ではなく、”物品(商品)”全般に共通した要素となるのが、
商品の価格を左右する要素となるのが、「材料費(素材)」「人件費(製作者の人件費)」に加えて、プラスアルファとなるのが「経費(企業経費、流通経費など)」です。

「経費」という要素の中に、”製作者→問屋→販売店”と流通する上で付加される、それぞれの 「利益」も含んで考えています。(実際には、「税金」という要素も加わります)

この「材料費」「人件費(作業費用)」「経費(利益を含む)」といった3つの要素は、すべての 物品商品に共通して存在しているわけですが、商品によって異なるのが、”ぞれぞれの要素の割合(比率)”。

”革財布”においては、最終的な財布価格に対して、占める比率としては、案外「経費」が 高い割合を占めているのが特徴と言えるのではないでしょうか。

それは、”原皮(原材料)の確保”に始まり、”原皮の生産””革の生産(なめし加工、仕上げ)””財布のデザイン””財布の縫製(形作り)” ”問屋の経由””販売店での商品取り扱い”といった形で、多数の生産工程(多くの人手が関わって、ひとつの 商品が作り上げられる)を経由して創作されることが、大きな要素となっています。

創作・流通過程は「高級革財布」であっても「安価な革財布」であっても、基本的には同じもの。

ゆえに、商品(革財布)の違いによって、「経費」に関しては、あまり差が無いといえるのかもしれません。(もちろん個々の商品によって、違いはありますが、全般的な傾向としてという意味です。)

”人件費(製作者の技能の違い)”による価格差。

革財布は、”作り手の技能の違い”によって、価格が大きく左右される商品であるのが特徴です。作り手の技能レベルで分類すると、「工場作業者レベル」「職人レベル」「匠職人レベル」の3段階 に分類することができそうです。

これは、工場に勤めているから「作業者レベル」であるとか、逆に 個人で製作を請け負っているから「職人レベル」であるというわけではありませんので、注意していただければと思います。

工場勤めの中にも”匠職人”と呼べる技能を有している人もいれば、個人製作
でも。”作業者レベル”である人も多々存在していますからね。

革財布に関しては、”工場作業者レベル”と”匠革職人レベル”とでは、財布の価格に大きな差が存在しるのが特徴となっています。それは実際に「技能の違い」が「製品の機能性と耐久性」に大きな違いを生み出すことがある商品であることが、価格差が生じる要因となります。

実際に、一見同じような見た目の革財布であっても、技術力の低い人が創作した財布の場合、新品財布を使用し始めて”2.3ヶ月”も経たない内に、縫製が断裂、財布全体が型崩れを起こすという 革財布も時折存在しています。

”革素材の品質”の違いによる価格差。最も誤魔化しが利くので注意が必要な要素に!

”革財布”は、ある意味・・最も「まがい物」「コピー商品」「粗悪品」が市場に混在している商品のひとつ と言えるのではないでしょうか。

”有名ブランドのコピー商品”もあれば、”高級革素材を別の粗悪な革素材で 代用している商品”まで、様々な粗悪品が存在しているのも、革財布ならではの特徴です。

前項目の”製作者の技能”に関しては、要所を押さえ、きちんと見極めると良し悪しの判別はわりと つくもの。

また、技術的な不具合(縫製など)がある革財布の場合には、早々に不具合が結果として露呈する (型崩れなど)ため、粗悪品であることが、わかるのも早いものとなります。

ただし、”革素材の品質”に関しては、正直・・なかなか具体的な”不具合(損傷)”として自覚できるような要素が少ないため、顕在化しにくいのが特徴となります。

粗悪な革素材であっても、それが具体的な不具合として、表面化するのには、年月を費やすことも多々あるから なんですね。

もちろん、粗悪な素材の場合には、革財布としての風情(美しさ、艶感、手触り感覚、キズの有無など)は早々に現れてくるものなのですが、使い手側が革財布に対する知識を有していたり、意識を持っていないと、それが 粗悪な革素材が要因となっていることに気がつかないのが実体だったりします。

高級革素材である、”コードバン” を購入したはずが、実は”普通の馬革”が使用されているものであっても、革素材の知識が無ければ、その違いに すら気がつかないことも多々あるものです。

”クロコダイル素材の財布”もクロコダイルとは呼べないワニ革素材を 使用した財布となっていても、型崩れなどの不具合が起きるわけではないので気がつかない・・。

単に「安価な革財布」に潜んでいる落とし穴が”革素材の品質の違い”に存在していることは、ぜひ頭の片隅に 置いていただければと思います。

確かな”革流通ルート”を有している革ブランド・革工房の革財布(メンズ)を選びましょう!

ファスナーの交換

革財布(メンズ)を選ぶ上で、実際に「革の品質」を購入者自信が見極めるのは、とっても難しいことです。

「本物のCORDOVAN財布」なのか「類似・偽物のCORDOVAN財布」なのか・・一般人では、なかなか見極められないもの。

そこで、ポイントとなるのが

  • 確かな”原皮入手ルート”を有している革ブランド・革工房が手がけた革財布を選ぶ

ことです。

それが最も、良き革財布選びに繋がるもの。「安価」をキーワードとして、メンズ革財布を選ぼうとすれば、どうしても、低品質の革仕様の財布と出逢ってしまう確率が高まりますからね。

そんな、しっかりとした「革の入手ルート」を確保している革ブランド・革工房が仕立てた、『長財布』はこちら

にて、厳選・紹介しています。

また、『二つ折り財布』に関しては、こちら

をご参照いただければと思います。

「日本製革財布」の関連情報

【日本製メンズ革財布】人気のブランド&革(種類)

2018年4月15日財布情報(知識)メンズ, 選び方, 革の品質, 革財布

Posted by m-wallet