「名刺入れ」買い替え時期とは!?寿命の長いコードバン名刺入れ
「名刺入れ」は、ビジネスツールと使用頻度の高いアイテム。ハードな使用に耐えられる耐久性が求められます。
そんな”名刺入れ”の「買い替え時期」の目安及び寿命の長い「コードバン名刺入れ」をご紹介したいと思います。
名刺入れの買い替え時(寿命)とは!?
革製名刺入れの「買い替え時(寿命)」に関して、お話しておきたいと思います。
革仕様の名刺入れは
・革の種類
・使い方
の違いによって、損傷具合が大きく変化します。単純に、「何年持つ」といった”期間”で目安を語ることはできません。
そんな革仕様の名刺入れの「買い替え時期(タイミング)」の判断基準となるのが下記3要素です。
1.名刺入れの型崩れが生じてきたとき
2.革繊維の劣化が生じてきたとき
3.革表面の膨れが生じたとき
「1」は名刺入れの最重要な機能性である「名刺をきちんと保持する」ことができなくなることを意味しています。
”型崩れ”までは至っていなくとも、革の強度が低下して、名刺入れが変形しやすくなったときは、「買い替え時」となります。
「2」は革繊維の脂分が欠如して、適度な水分が保持できなくなった状態を示すもの。「革繊維の断裂」が発生、革表面の毛羽立ちが感じられるようになったときが革繊維の劣化の始まりです。
お手入れ用クリームなどにて脂分を補充することで、改善することができますが、頻繁に毛羽立ちが生じるようになったときは、「買い替え時」となります。
「3」は革表面層(銀面)が基盤層(床面)から剥がれて、浮いた状態を示しています。
革素材の劣化の象徴であり、このような革表面の膨らみ(浮き)が生じたときは、革の寿命であり、名刺入れの買い替え時と判断していただければと思います。
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寿命が長い(耐久性の高い)革「CORDOVAN」
CORDOVAN素材が「高い耐久性」を有しているのは、その個性的な革構造に起因しています。
多くの一般的な革素材が
- 銀面(表面の皮繊維層)
- 床面(皮繊維層)
と呼ばれる、「二層構造」にて革が形成されています。ベースとなる「床面」の表面に薄い「銀面」が層を織りなしています。
ゆえに、一般的な革の場合、使用期間が長くなると(時間経過)徐々に「銀面」が「床面」から剥がれて来るのです。「銀面の浮き(革表面の浮き)」が生じるのです。
このような状態となると、革素材として寿命を迎えることとなるわけです。
対して、CORDOVAN素材の場合は
- 床面(CORDOVAN層)
のみの「一層構造」にて革が形成されているのです。
CORDOVANは、農耕馬の臀部からCORDOVAN層と呼ばれる部位のみを採取したもの。(詳しくはもこちらの コードバンとは をご参照ください。)
「銀面」が存在していませんので、時間経過に伴う「革表面の浮き(銀面の浮き)」が生じることが無いのです。このことが「高い耐久性」に繋がっています。
そう、前項にてお話した「革製名刺入れの寿命要因」の【3】は、コードバン名刺入れでは生じないのです。
それゆえに、「コードバン名刺入れ」は丁寧に使用していれば、一生使い続けていくことも可能な寿命の長い名刺入れとなるのです。
丁寧な「仕立て(縫製)」が名刺入れとしての耐久性を創出。
「名刺入れ」の耐久性の優劣は、「革素材の耐久性」だけで決まるものではありません。
- 丁寧な仕立て(縫製技術の高さ)
も重要な要素となっています。
革素材自体がどんなに丈夫であっとしても、「縫製糸の解れ」が生じたり、「名刺入れの型崩れ」が起こってしまっては、名刺入れとして使い続けていくことが出来なくなってしまいます。
「名刺入れの耐久性」とは
- 革の耐久性+仕立ての丁寧さ(上手さ)
によって、創出されるもの。どちらかの要素が欠けていては、高い耐久性を生み出すことは出来ないのです。
そういう意味で、「日本の革職人が手がけた名刺入れ」は、耐久性に富んだアイテムとなっています。付加価値が高い名刺入れとなりますので、高価(価値に見合った価格)なアイテムとなっているのも納得です。
丁寧で美しい「コバ処理」も耐久性に欠かせない要素に。
革製品(革財布、名刺入れなど)は、「表革」と「内革」及び「各種内装ポケットなどの革」を幾重にも重ね張りすることで形作られています。
そんな革を張り合わせた断面部分を「コバ」と呼んでいます。
単に、「コバ」を幾重にも革を張り合わせたままの状態としていると、この部分から革の遊離が生じることとなります。
「革の遊離」を防ぐために施されるのが「コバ処理」。コバをヤスリなどで丁寧に磨き上げることで、重なり合った革断面(コバ)を一体化させるのです。(上記写真がコバ処理後となります。)
コパ処理を丁寧に行っているかどうかも、革製品(名刺入れ)の耐久性に大きな影響を与えることとなるのです。
また、「コバ処理方法」にもいくつか種類があって、どのようにコバを仕上げるのかも、革製品の大切なデザイン要素のひとつとなっています。
結構、「コバ処理」によって、革製品(財布、名刺入れ)の印象が大きく変化するものですからね。
「丈夫な名刺入れ」を手に入れるためには、「丁寧なゴバ処理」が行われているかどうかも、しっかりチェックしておきたいものです。
高い耐久性のおすすめコードバン名刺入れ
CORDOVANにも、いろいろと種類があって、それぞれ風情・特性・魅力に違いが存在しています。
ここでは、「世界最高峰のCORDOVAN仕様」から「安価が魅力のアイテム」など特性が大きく異なるCORDOVAN名刺入れを厳選してみました。
コードバン名刺入れの魅力を感じていただければ幸いです。
無二「MMC01」|オイルコードバン名刺入れの商品概要!
日本の革職人が自ら立ち上げた革工房「無二」が創作しているオイルコードバン名刺入れ「MMC01」です。「色」「フォルムデザイン」共に、オリジナリティーとスタイリッシュさを感じさせてくれるアイテムとなっています。
- ブランド:無二
- 素材:オイルコードバン
- 色彩:ブラック、ナチュラル、レッド
- 価格:¥24,840円(税込)
COCOMEISTER「ヴァランテ」|シェルコードバン名刺入れ(無双仕様)の商品概要!
CORDOVAN素材の中で世界最高峰に位置づけられている「ホーウィン・シェルコードバン」を使用して仕立てられた名刺入れ「ヴァランテ」です。
表革だけでなく、内革にもシェルコードバンを活用した「無双仕様」。最高峰のコードバン名刺入れとなっています。
- ブランド:COCOMEISTER
- 素材:シェルコードバン
- 色彩:ブラック、ボルドーワイン
- 価格:¥38,000円(税込)
COCOMEISTER「ブレイズ」|マイスターコードバン名刺入れの商品概要!
CORDOVANならではの美しい艶感が楽しめのが「水染めCORDOVAN」。こちらは上質な水染めCORDOVANを使用して、仕立てられたマイスターコードバン名刺入れ「ブレイズ」です。
高級感とスタイリッシュさを兼ね備えてた人気の名刺入れ。現在、とても入手困難なアイテムとなっています。
- ブランド:COCOMEISTER
- 素材:水染めコードバン
- 色彩:ブラック、ボルドーワイン
- 価格:¥28,000円(税込)
FLYING HORSE「1303」|コードバン名刺入れの商品概要!
高級革素材CORDOVANを使用しているのにも関わらず、「お求めやすい価格」が最大の魅力となっている水染めコードバン名刺入れFLYING HORSE「1303」です。
この価格が実現出来たのは「中国」にて縫製しているから。縫製技術に少し劣りますが、コードバン素材の品質及びデザイン性には素晴らしいものがあります。
初めて「コードバン仕様の名刺入れ」を購入予定の方におすすめのアイテムと言えそうです。
- ブランド:FLYING HORSE
- 素材:水染めコードバン
- 色彩:ブラック、ブラウン、ネイビー、バーガンディ、グリーン
- 価格:¥10,800円(税込)
CORDOVAN名刺入れに合わせて、こちらのコードバン財布も一緒にコーディネイトしてみてはいかがでしょうか。
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