オークバークとは!COCOMEISTERオリジナルの革財布
オークバーク(OkeBark)という名称は、多くの人にとって、ほとんど聞いたことが無い革素材名だと思います。
それもそのはず、イギリスにて紀元前古の時代に誕生した革製法によって、作られる非常に希少な革だから。絶滅危惧されていた革なのです。
ここでは、そんな”オークバーク”の特徴・魅力及びオークバークで仕立てられた貴重な革財布をご紹介いたします。
目次
オークバークの革財布の特徴と魅力
世界的に見ても、オークバークにて作られた革製品は、ほとんど存在していません。
古典的な革製法が用いられている”オークバーク”は創作するために1年以上(15ヶ月程度)の月日が費やされています。
それゆえに、商品化するのには不向き(時間とコスト)と言われているからです。
そんな手間を要するオークバークには、特別な趣と歴史を感じさせてくれる存在感が宿っています。
オークバークとは!?
”オークバーク”はイギリス発祥の古典的な革素材。現在、世界中を探してもイギリスのベイカー社やドイツのレンデンバッハ社など、僅か数社のタンナーでしか製造が確認されていません。
それほど、希少性が高く、入手困難な革となっています。
”オークバーク” は、革のなめし工法として伝統的な植物タンニンなめし工法がベースとなって、作られているのですが、植物タンニンなめし加工の中でも古典的な技法が使われています。
革素材の名前の由来ともなっている”オーク材(樹木)”の樹皮を使用。樹皮の間に原皮を挟み込んだ状態で1年以上の時間を費やし熟成なめしを行うことで創出されます。
長き年月を費やす過程にて、オーク材樹皮の木目が革表面に写し取られることに。
”オークバーク”の革表面には、美しい自然な「木目柄」が染色・浮かび上がっているのです。これがオークバーク最大の特徴であり、魅力となっています。
オークバークの特性
”オークバーク”は古典的な鞣し加工が施された後に、ロウ引き仕上げ(天然蜜蝋)を行うことで完成となります。
イギリスには、”ブライドルレザー”という世界的にもメジャーな革素材がありますが、そんなブライドルレザーと同じ様にロウ引きにて仕上げられているんですね。
それゆえに、一般的な革と比較して、「弱撥水性」を有することから、比較的水の付着に強い皮革となっています。
また、オークバークは見た目の印象として”重厚感”が感じられるのですが、実は見た目の印象よりも、軽さを感じるのが特徴ともなっています。
まあ、けして軽量な革なわけではないのですが、視覚的な印象とのギャップが軽量感に繋がっているのでしょうね。
オークバークの経年変化(エイジング)
”オークバーク”の木目柄のある革風情には、アンティークな佇まいが感じられています。
年月が経過する中で、”色調の変化(濃さ)”がエイシングとして表れて来るのですが、あまり大きな変化とは感じないものと思っています。
反面、いつまでたっても、同じようなアンティークな革風情が保たれ、キズや汚れが付着したとしても、老朽化を感じさせることはありません。
丁寧に活用していけば、一生使い続けることができる革財布となるものと思います。
高評判のオークバーク仕様財布をご紹介!
現時点で、オークバーク仕様の革財布を創作しているのは、日本革ブランド・ココマイスター(COCOMEISTER)のみとなっています。
世界的に見ても、オークバーク仕様の財布はほとんど見つからないかと。
オークバークで仕立てられた長財布は、ココマイスターならではのオリジナル革財布となっています。
オークバーク・ブリストル(ラウンドファスナー長財布)
●革ブランド:ココマイスター(COCOMEISTER)
●革素材:オークバーク(表革、内革)
●色彩:ブラックリーフ、オイルブラウン、イングリッシュオーク、ワインバレル、オークネイビー、ウッドバーン、チャコールウッド他
●価格:¥73,000円(税込)
●オークバーク・ブリストル
オークバークを日本に輸入。日本の革職人によって、丹精込めて仕立てられたラウンドファスナー長財布が「ブリストル」です。
写真だとわかりずらいかもしれませんが、上記”ブラックリーフ”カラーにおいても、天然の木目がしっかり存在感を示しており、天然素材(革)ならではの魅力を高めているもの感じます。
高級感とオリジナリティーに溢れた長財布です。
オークバーク・ウェスターリー(通しマチ長財布)
●革ブランド:ココマイスター(COCOMEISTER)
●革素材:オークバーク(表革、内革)
●色彩:ブラックリーフ、オイルブラウン、イングリッシュオーク、ワインバレル、オークネイビー、ウッドバーン、チャコールウッド他
●価格:¥70,000円(税込)
●オークバーク・ウェスターリー
通しマチデザインを採用した長財布として仕立てられたのが、こちらの「ウェスターリー」です。
表革も内革も同じオークバークを使用した無双仕様にて仕立てられた長財布。私的には、特に財布を開いたときの内装の印象がすごく好きなんですよね。
”カードポケット部分”に微妙な色違いといいますか、色調と木目の変化があって、それがまたオリジナリティーと高級感を高めてくれるポイントとなっているのです。
オークバーク・ワイルドビショップ(V字マチ長財布)
●革ブランド:ココマイスター(COCOMEISTER)
●革素材:オークバーク(表革、内革)
●色彩:ブラックリーフ、オイルブラウン、イングリッシュオーク、ワインバレル、オークネイビー、ウッドバーン、チャコールウッド他
●価格:¥70,000円(税込)
●オークバーク・ワイルドビショップ
こちらは、”V字マチデザイン”を採用して仕立てられた長財布「ワイルドビショップ」です。
同じ長財布でも「ウェスターリー」よりもスリムなフォルムデザインに仕上がっているのが特徴。
スーツスタイルには、ワイルドビショップがお似合いとなるものと感じています。
オークバーク・ バットクーム(二つ折り財布)
●革ブランド:ココマイスター(COCOMEISTER)
●革素材:オークバーク(表革、内革)
●色彩:ブラックリーフ、オイルブラウン、イングリッシュオーク、ワインバレル、オークネイビー、ウッドバーン、チャコールウッド他
●価格:¥52,000円(税込)
オークバーク財布のお手入れ方法
革財布というと、なんでもかんでも「防水スプレーの使用」を推奨するようなコメントを見かけることがありますが、私は、基本的に”防水スプレーの使用”はなるべく控えることをおすすめしています。
防水スプレーを使うということは、革表面に新たなコーティングを施すこととなるもの。
革の呼吸を妨げたり、”色調の変化””革の特性の変化”に繋がることがあるんですね。
特にオークバークのような「蝋引き仕上げ」によって作られている革の場合、天然蜜蝋が十分コーティングの役割を果たしてくれるもの。
*放水スプレーは不要
と考えます。
日常的なお手入れとしては、”汚れの付着”に対して、まずは専用のブラシによって、埃や汚れを取り除くことを心がけておけば十分かと。
その時に、革繊維方向に沿って(概ね財布の長手方向)ブラッシングするようにしていただければ、余分なキズを付けずに済みます。
オークバークの小銭入れ・名刺入れ
オークバーク・シリーズには、「小銭入れ(コインパース)」と「名刺入れ(カードケース)」も揃っています。
オークハークの財布を使用していると、小銭入れや名刺入れなども同じオークバークで揃えたくなるものですからね。
オークバーク・パッチウェイ(小銭入れ)
●革ブランド:ココマイスター(COCOMEISTER)
●革素材:オークバーク(表革、内革)
●色彩:ブラックリーフ、オイルブラウン、イングリッシュオーク、ワインバレル、オークネイビー、ウッドバーン、チャコールウッド他
オークバーク・マークスベリー(名刺入れ)
●革ブランド:ココマイスター(COCOMEISTER)
●革素材:オークバーク(表革、内革)
●色彩:ブラックリーフ、オイルブラウン、イングリッシュオーク、ワインバレル、オークネイビー、ウッドバーン、チャコールウッド他
併せて読みたい「オークバーク」関連記事
●【編み込みデザイン】ザオークバーク財布シリーズの特徴と魅力とは!?
●【評判・感想】オークバーク・ウェスターリー|美しい木目の革財布
●【評判・感想】オークバーク・ブリストル(ラウンドファスナー長財布)
併せて読みたい「個性的な革財布」関連情報
●【エレファントレザー】象革財布の偽物を見極める方法とは!?
●【編み込みデザイン】ザオークバーク財布シリーズの特徴と魅力とは!?
●ガルーシャ(エイ革)とは!?水濡れに強い個性的な革財布
● シュリンクレザーとは!?作り方と生産地別の「特徴」が魅力の革財布
●ラムエナメルレザーとは!?華やか&艶やかさが魅力の革財布
●サメ革(シャークレザー)とは!?貴重な国産革の魅力的な革財布
●アンティークレザー財布とは!?ムラ染め仕上げのレトロな革風情
●ディアスキンとは!?柔らか&しっとり感が魅力の鹿革財布
● 印伝(印伝革)とは!?漆彩色の美しい吉祥模様の革財布
● パイソンレザー(蛇革)とは!?個性的な斑紋が魅力的な革財布
●黒桟革(くろざんがわ)とは!?日本古来の和牛革仕立ての革財布
●スクモレザーとは!?日本伝統の藍染革財布の特徴と魅力
●エルクレザーとは!?フィンランドの自然が育んだヘラジカ革財布
●リザードレザーとは!?高級エキゾチックレザーの革財布
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません