コードバン財布【20選】本物志向のCORDOVAN WALLET
目次
- 1 コードバンとは?!「馬革」素材の一種CORDOVAN。
- 2 コードバン財布ブランド
- 3 おすすめのコードバン財布(CORDOVAN財布)!
- 3.1 水染めコードバン財布(アニリン染め)
- 3.2 オイルコードバン財布(シェルコードバン財布)
- 3.3 手染めコードバン財布(水染めコードバン財布)
- 3.4 新コードバン財布
- 3.5 蝋引きコードバン財布
- 3.6 ナチュラルコードバン財布
- 3.7 型押し加工コードバン財布
- 3.8 コードバン仕様のレディース財布
- 3.9 コードバン「名刺入れ」。丈夫なビジネスアイテムに。
- 3.10 「コードバン財布(CORDOVAN財布)」人気ランキング。(関心度)
- 3.11 コードバン財布ブランド【日本】!評判の日本革ブランド。
- 3.12 コードバン財布ブランド【海外】。ポールスミスのコードバン財布。
- 3.13 「価格(安さ)」が魅力のコードバン財布とは?!
- 3.14 CORDOVAN素材の特徴!「耐久性の高さ」と「特殊な繊維構造」
- 3.15 コードバン財布(CORDOVAN財布)の特徴!
- 3.16 コードバン財布の「お手入れ・メンテナンス」ポイント!
- 3.17 併せて読みたい「コードバン財布」関連情報
コードバンとは?!「馬革」素材の一種CORDOVAN。
コードバン財布(CORDOVAN)は、王道のメンズ革財布のひとつ。近年は、革素材自体の希少性が継続的に高まっており、CORDOVAN WALLETはとても入手困難なアイテムとなっています。
コードバン(CORDOVAN)は「馬革」の一種。農耕馬の臀部のみから採取できる「CORDOVAN層」と呼ばれる革繊維部分のみを抽出した革素材です。
「馬革」の特性は
- 革の薄さ
- しなやかさ(革のやわらかさ)
- とても軽量な革素材
なのですが、「CORDOVAN」の特性は
- 耐久性の高さ(丈夫さ)
- 硬さ(しっかりとした革)
- 重量感(革繊維の密度が高い)
となっており、「馬革」とは、ほぼ真逆の特性を有しているのです。ゆえに、「馬革」とは、一線を成した「CORDOVAN」として独自の人気を高めて来たのです。
*CORDOVAN素材の特徴・機能性に関しては、記事後半であらためて取り上げています。
コードバン財布ブランド
コードバン財布に何を求めるのか・・によって、適したブランドは異なるものです。
まず、ここでは
*CORDOVAN素材の品質(高級感・上質さ)
*CORDOVANアイテムの種類(豊富な種類)
*安さ(手軽に購入できる)
といった3つの需要に対して、それぞれ希望を満たしてくれるCORDOVAN財布ブランドをご紹介したいと思います。
ココマイスター(COCOMEISTER)のコードバン財布
ココマイスターは、日本において、今一番活力を有している革ブランドです。
そんなココマイスターのコードバン財布は「CORDOVANの品質(上質さ・高級感)」にこだわりを感じさせてくれる本物志向の革財布。
現在、日本革ブランドの中で最も「コードバンの種類」「コードバン・シリーズ数&アイテム数」が豊富に揃っているのが特徴。選択肢の多さも魅力となっています。
キプリス(CYPRIS)のコードバン財布
キプリス(CYPRIS)は、豊富な種類の革財布を創作している革ブランドです。
CORDOVAN素材は、年々入手が難しくなっていることから、毎年、商品ラインナップが変化していますが、魅力的なCORDOVANラインナップ(アイテム数)が揃っています。
フライングホースのコードバン財布
CORDOVAN素材は希少性が高く、年々価格高騰している革素材です。
そんな高級革を使用しながらも、海外(中国)にて縫製することで、人件費を削減。購入しやすい価格のコードバンアイテムを創作しているのが「フライングホース」です。
耐久性は劣ったとしても、「価格優先」の方にはおすすめのアイテムに
●フライングホースのラウンドファスナー長財布
●フライングホースの長財布
●フライングホースの二つ折り財布
貴重性の高い「コードバン財布」ランキング
現在、革財布の中で最も貴重な革財布となっているのが「コードバン財布(CORDOVAN)」です。
原材料となる農耕馬が飼育減となっていることから、「原皮」自体が入手困難となっているからです。
一般的な革財布の場合、一時「完売」となったとしても、早々に再入荷されるもの。まあ、購入したいと思えば、少なくとも一ヶ月以内には、商品購入出来ます。
しかし、上質なコードバン仕様の財布の場合は、「在庫なし」状態が普通で、再入荷されるまでに、少なくとも「数か月」、長ければ「半年」ほどの時間を要することも珍しくないのです。
極端な話、お目当てのコードバン財布を購入する機会が「2回/年」ほどしかないというアイテムが存在しているのです。上質&人気のアイテム程、数回/年しか、購入チャンスが無いのです。
逆に言えば、「在庫が沢山ある財布アイテム」は、「革の品質が低い」もしくは「人気が無い」のいずれかかとなります。
おすすめのコードバン財布(CORDOVAN財布)!
実は、CORDOVAN素材自体も年々多様化。同じコードバン財布とは思えないほどの風情・特性が異なる種類が存在しています。
現在、”財布(WALLET)”に活用されている代表的な人気のCORDOVAN素材が下記です。
- 水染めコードバン
- オイルコードバン
- ナチュラルコードバン
- 蝋引きコードバン
その他、一般的な仕様とはなっていませんが、特殊なCORDOVAN素材として
- 型押しコードバン (エンボス加工コードバン )
も存在しています。
ここでは、沢山の評判を集め、多彩な魅力を有するおすすめのコードバン財布(CORDOVAN財布)(革職人仕立ての本物志向の革財布)をご紹介いたします。
水染めコードバン財布(アニリン染め)
水染めCORDOVANは、別名「アニリン染めCORDOVAN」とも呼ばれる革素材。美しく、輝かしい「艶感」が魅力です。
スカイスクレーパー(COCOMEISTER)|水染めコードバン仕様ラウンドファスナー長財布
CORDOVAN素材を代表する”水染めコードバン”を使用して、仕立てられたラウンドファスナー長財布「スカイスクレーパー」です。
CORDOVAN素材ならではの特徴となる”美しい艶感(染色仕上げによるものではなく、革素材ならではの光沢)”が楽しめるのが水染めコードバン財布の最大の魅力に。
*革ブランド:COCOMEISTER
*革素材:水染めコードバン
*色彩:ブラック、ボルドーワイン
ハイフライヤー(COCOMEISTER)|水染めコードバン仕様フラップデザイン長財布
上質な”水染めコードバン”を使用、日本の革職人が仕立てたフラップデザイン長財布「ハイフライヤー」です。
一般的な水染めコードバン仕様の財布の場合は、内装に”ヌメ革(ベジタブルタンニンレザー)”を使用するものなのですが、”ハイフライヤー”は、人気の上質革素材”イタリアオイルレザー(ミネルバボックス)”を活用して創作された一品。エグゼクティブな仕様となっています。
*革ブランド:COCOMEISTER
*革素材:水染めコードバン
*色彩:ブラック、ボルドーワイン
ラスティング(COCOMEISTER)|水染めコードバン仕様二つ折り財布
水染めコードバン素材を二つ折りデザインにて仕立てた財布「ラスティング」。二つ折りデザインの財布は、カジュアルな印象となりやすいのですが、水染めコードバンにて創作された”ラスティング”は、高級感溢れる折財布となっています。
長財布デザインと比較すると、折財布デザインの場合は、どうしても、革表面にキズなどが付きやすいもの。時間経過と共に、ヴィンテージ感が増していく姿を楽しみたいアイテムです。
*革ブランド:COCOMEISTER
*革素材:水染めコードバン
*色彩:ブラック、ボルドーワイン
ヨコハマ・ラウンドジップ長財布
●ブランド:cocomeister
●デザイン:ラウンドファスナー長財布
●素材:水染めコードバン(アニリン染め)
●色彩:クラシックブラック、クラシックブラウン、クリアネイビー、ディープグリーン
コードバン ヒップポケット革財布(小銭入れ付き)|MIC
●ブランド:MIC
●デザイン:二つ折り財布(ヒップポケット)
●素材:水染めコードバン
●色彩:ブラック、グリーン、ネイビー、ワイン
GANZO(ガンゾ)57878|水染めコードバン仕様札入れタイプ長財布
GANZO(ガンゾ)は、高級志向の革財布を中心とした日本革ブランド。CORDOVAN仕様の高級ラインナップの革財布が高い人気を得ています。
こちらは、GANZO(ガンゾ)の「札入れタイプ」長財布(57878)。多くのお札が収納できる「通しマチの札入れスペース」を有しています。
*革ブランド:GANZO(ガンゾ)
*革素材:水染めコードバン
*色彩:ブラック、ダークブラウン、ダークグリーン、ネイビー
CIMABUE graceful「C15195」|アニリン染めコードバン仕様かぶせデザイン長財布
コードバン財布としては、非常に珍しいフォルムデザインと言える「かぶせデザイン(ホック付き)」にて仕立てられた長財布「C15195」です。「水染め仕様」は別名「アニリン染め」とも呼ばれるもの。アニリン染めコードバンとは、水染めコードバンを意味しています。
”かぶせデザイン(ホック付き)”は、主にレディース財布に使用されているフォルムデザイン。そういう意味で、”C15195”は、女性も愛用できるコードバン仕様の長財布となりそうです。
*革ブランド:CIMABUE graceful
*革素材:水染めコードバン(アニリン染コードバン)
*色彩:ブラック、ワイン、ネイビー、グリーン
オイルコードバン財布(シェルコードバン財布)
オイルCORDOVANは、天然オイルを皮繊維内に浸透させることにより創出されたCORDOVAN。世界最高峰に位置づけられる「ホーウィン・シェルコードバン」もオイルコードバンです。
スタンフォード(COCOMEISTER)|シェルコードバン仕様フラップデザイン長財布
”オイルコードバン”は、CORDOVAN繊維の中に、たっぷりと天然オイルを浸透させる加工によって創作されるCORDOVAN素材です。”水染めコードバン”よりも、艶感は控えめな印象に。シックで落ち着きを感じる光沢感が魅力となっています。
そんなオイルコードバンの中でも、最高峰に位置づけられているのがホーウィン社が手がけている”シェルコードバン”。こちらは、最高級なシェルコードバンを使用して無双仕様にて仕立てられたフラップデザイン長財布「スタンフォード」です。最高のステータスを感じることが出来るアイテムに。
*革ブランド:COCOMEISTER
*革素材:シェルコードバン(オイルコードバン)
*色彩:ブラック、ボルドーワイン
アーチデューク(COCOMEISTER)|シェルコードバン仕様ラウンドファスナー長財布
”シェルコードバン”は、ホーウィン社が認めた(認可)革ブランド&革工房のみが使用することが出来る(素材を入手することが出来る)CORDOVAN素材です。
高級革素材であるがゆえに、一般市場には「偽物(イミテーション)」「粗悪品」が多数流通していますので、正規入手ルートを有している革ブランド&革工房の公式SHOPから購入したほうが良いのがシェルコードバン仕様の財布なんですね。
こちらは、貴重なシェルコードバン仕様のラウンドファスナー長財布「アーチデューク」。高価な価格に見合った価値観を有しているものと感じています。
*革ブランド:COCOMEISTER
*革素材:シェルコードバン(オイルコードバン)
*色彩:ブラック、ボルドーワイン
ジョンブル(COCOMEISTER)|シェルコードバン仕様二つ折り財布
二つ折りデザインの革財布の中では、最高峰(最高級)に位置づけられるのが、こちらのシェルコードバン仕様の二つ折り財布「ジョンブル」です。表革だけでなく、内革も同じシェルコードバンを活用(無双仕様)した贅沢感溢れる仕様となっています。
新品時は、正直、財布の開閉に少々”硬さ”を感じますが、数か月も使用していると、自分に適した適度な硬さ感となっていきますので、ご安心を。使いながら、自分仕様に育てていく楽しみが持てる二つ折り財布となりそうです。
*革ブランド:COCOMEISTER
*革素材:シェルコードバン(オイルコードバン)
*色彩:ブラック、ボルドーワイン
無二「MWL01ML」|オイルコードバン仕様フラップデザイン長財布
日本の革工房”無二”が手がけた、オイルコードバン仕様のフラップデザイ長財布「MWL01ML」です。漆黒のオイルコードバンに対して、内装に使用されている真紅のイタリアンショルダーレザーの色彩対比の美しさが魅力となっています。
コードバン財布の中でも、”ハイセンス”で”大人の遊び心”を感じさせてくれる長財布に。
*革ブランド:無二
*革素材:オイルコードバン
*色彩:ブラック
手染めコードバン財布(水染めコードバン財布)
水染めCORDOVANをベースとして、その上に、「手染め」にて染色仕上げを行うことによって創出されるのが「手染めCORDOVAN」です。限られた職人のみが創作できる希少な革素材。
YUHAKU「YAC112」|手染めコードバン仕様フラップデザイン長財布
YUHAKUのコードヴァン財布は、他ブランドのアイテムとは、大きく一線を成すもの。国産の水染めCORDOVANをベースに、YUHAKUオリジナルの”手染め技術”にて、染め上げたCORDOVAN素材が活用されています。
こちらの水染めコードバン(手染め)仕様の長財布「YAC112」も、そんな手染めの美しい色景色が個性的な魅力となっています。
*革ブランド:YUHAKU
*革素材:水染めコードバン(手染め)
*色彩:グレー、ワイン、ブルー、ダークブラウン
YUHAKU「YFC114」|手染めコードバン仕様ラウンドファスナー長財布
国産水染めコードバンをベースに”手染め”によって創出されたCORDOVANを活用。風情のあるラウンドファスナー長財布に仕立てられたのが、YUHAKU「YFC114」です。
財布としての機能性(収納力)はもちろんのこと、この美しい色景色は、YUHAKUの「手染めCORDOVAN」でしか味わうことのできない魅力。「日本の伝統美」を感じさせてくれる長財布に。
*革ブランド:YUHAKU
*革素材:水染めコードバン(手染め)
*色彩:グレー、ワイン、ブルー、ダークブラウン、ブラック
YUHAKU「YFC131」|手染めコードバン仕様二つ折り財布
YUHAKU「YFC131」は、YUHAKUならではの、”手染め技術”によって染められた「水染めCORDOVAN」を使用して、創作された二つ折り財布です。
内装の「素材対比」「色彩対比」が個性的な魅力ポイントに。二つ折りデザインの財布として、高い芸術性を感じさせてくれるアイテムです。
*革ブランド:YUHAKU
*革素材:水染めコードバン(手染め)
*色彩:グレー、ワイン、ブルー、ダークブラウン、ブラック
新コードバン財布
「新コードバン」と名付けられた革素材は、水染めCORDOVANとオイルCORDOVANの中間的な特性を有しています。厳密にいうと「新コードバン」は、「革素材商品名」
CYPRIS「105611」|新コードバン仕様二つ折り財布
CYPRIS(キプリス)は、”CORDOVANアイテム”を取扱っている貴重な日本革ブランド。そんなCYPRISのコードバン財布シリーズのひとつ「新コードバン・シリーズ」の二つ折り財布です。
CORDOVAN二つ折り財布として、最もシンプル&ベーシックなデザインとなっているのが特徴。「外装のコードバンと内装のベジタブルタンニンレザー(ヌメ革)の組み合わせ」は、王道の仕様と呼べるものです。
*CYPRIS(キプリス)
*革素材:新コードバン
*色彩:ブラック、ワイン、ネイビー、チャ
蝋引きコードバン財布
蝋引きCORDOVANは水染めCORDOVANと対照的な特性を有する革。天然蜜蝋を皮繊維内にたっぷりと浸透させることによって、創出される「蝋引きCORDOVAN」は、マットな風情が特徴となっています。
”蝋引きコードバン”は、天然蜜蝋を皮繊維内に時間をかけて、たっぷりと浸透させることによって、創出される革素材です。”水染めコードバン”のような自然な艶感は失われますが、使用していく中で、徐々に天然蜜蝋による光沢感が増していくのが特徴となっています。
また、機能的には、”水染めCORDOVAN”が水シミが生じやすいのに対して、”蝋引きCORDOVAN”は天然蜜蝋による弱撥水性が多少期待できることから、比較において、水シミが生じにくいといった特性が魅力となっています。
●蝋引きCORDOVANとは!?コードバン・クラシックシリーズ
ナチュラルコードバン財布
ナチュラルCORDOVANは、余分な「染色」仕上げを行わず、「艶出し」加工のみで創出されるCORDOVANです。「飴色」への経年変化が最大の特徴に。
無二「MWR01ML」|染色ナチュラルコードバン仕様ラウンドファスナー長財布
一般的な”ナチュラルコードバン”は、「染色を施さずに、艶出し加工のみ」で仕上げられたものを意味しています。そういう意味では、純粋なナチュラルコードバンとは、ならないのかもしれませんが、ナチュラルコードバンを染色した素材を使用して、仕立てられたラウンドファスナー長財布「MWR01ML」は、とても個性的な一品と言えそうです。
7色のラインナップの中で、”ナチュラル”に関しては、従来のナチュラルコードバンの風情&特性を有しているもの。その他カラーにおいては、ナチュラルコードバンの革表情を残したまま、色彩が楽しめるアイテムとなっています。
*革ブランド:無二
*革素材:染色ナチュラルコードバン
*色彩:ブラック、レッド、キャメル、チョコ、ナチュラル、オリーブ、ネイビー
型押し加工コードバン財布
CORDOVAN原皮に「型押し加工」を施すことによって創出されるCORDOVAN。従来のCORDOVANと大きく異なる特性と風情を有しています。
NAGATANI「WSTO-06CV」|エンボス加工コードバン仕様フラップデザイン長財布
CORDOVAN素材の魅力と言える”光沢感”を失ってしまうことを厭わない・・・そんな気持ちから開発された、個性的なCORDOVAN素材が”エンボス加工(型押し)コードバン素材”です。CORDOVAN素材の異端児とも言える存在なのかもしれませんね。
そんなエンボス加工(型押し)コードバンを創出したのが日本の革工房”NAGATANI”。こちらは、エンボス加工コードバン仕様の長財布「WSTO-06CV」です。
最大の特徴は、「革表面の強度が高まっている」ということ。水染めコードバンの場合は、革表面にキズが付きやすいといった繊細さがある(時には、デメリットにも)のですが、エンボス加工コードバンは、キズが付きにくく、付いたしても目立ちにくいといった機能性があります。
*革ブランド:NAGATANI
*革素材:エンボス加工コードバン
*色彩:ブラック、ネイビー、グリーン、ウィスキー
コードバン仕様のレディース財布
まだまだ、希少な存在ながら、近年、新たに誕生してきている「女性用のコードバン財布」。新しいCORDOVANの魅力が育まれてきているものと感じています。
コードバン「名刺入れ」。丈夫なビジネスアイテムに。
CORDOVANは、ハード使用に耐えられる高い耐久性を有しています。ゆえに、ビジルスツールとして使用頻度の高い「名刺入れ」に最適な革素材となります。
「コードバン財布(CORDOVAN財布)」人気ランキング。(関心度)
ここでは、”関心度”の高かったコードバン財布を情報閲覧数をベースにて算出。「コードバン財布」の人気ランキングとして示してみました。
高級品ながら「シェルコードバン仕様の財布」に関心を持っている方が多い・・そんな傾向があるようです。
- NO1:シェルコードバン仕様の長財布「スタンフォード」
- NO2:シェルコードバン仕様のラウンドファスナー長財布「アーチデューク」
- NO3:水染めコードバン仕様の長財布「ハイフライヤー」
- NO4:水染め仕様のラウンドファスナー長財布「スカイスクレーパー」
- NO5:シェルコードバン仕様の二つ折り財布「ジョンブル」
コードバン財布ブランド【日本】!評判の日本革ブランド。
日本は世界有数のCORDOVAN産地(CORDOVANのなめし加工ができるタナリーが存在する地域)です。そんな日本では、多彩なコードバン財布が創作されています。
ここでは、コードバン財布を創作している日本革ブランド&革工房を厳選して、ご紹介したいと思います。
コードバン財布ブランド【海外】。ポールスミスのコードバン財布。
CORDOVAN素材を作ることが出来るタンナーは、世界的に極わずかと言われているもの。北米を拠点としている「ホーウィン社」と日本(姫路、信州)が世界的なCORDOVANタンナーとなっています。
そんな背景も関連しているのか、「コードバン財布(小物類)」のその多くが日本の革ブランドが手がているもの。海外財布ブランド(ファッションブランド)でコードバン財布を作っているところは、ほとんど無いのが実情です。
海外にてCORDOVAN仕様のアイテムとしては「靴」「ベルト」が中心で、「財布」はあまり作られていないんですね。
そんな中、海外ブランドの中で唯一、CORDOVAN財布をラインナップに揃えているのが「ホールスミス(Paul Smith)」。英国を代表するファッションブランドです。
「価格(安さ)」が魅力のコードバン財布とは?!
CORDOVAN仕様の財布は、素材自体の希少性が高く、高価な財布アイテムです。それゆえに、一般市場には、「偽物」「粗悪品」が多数流通しており、価値に見合わない『安価』なコードバン財布には要注意となります。
ただし、そんな中にも、「革の品質も良く」「作りも確か(合格点)」ながら、「価格(安さ)が魅力」のコードバン財布も少なからず存在しています。
CORDOVAN素材の特徴!「耐久性の高さ」と「特殊な繊維構造」
CORDOVAN素材は、”馬革素材”の一種です。ただ、通常の”馬革”とは、「繊維構造」「革風情」「特徴」が大きく異なるため、一般的には、”CORDOVAN”と”ホースレザー(馬革)”は、区別されています。
CORDOVAN素材は、農耕馬の臀部の一部分から採取される革素材。表皮などを除いた「コードバン層」と呼ばれる部分のみを取り出した、革素材です。
通常の革素材と最も大きく異なる要素となっているのが「繊維構造」。
一般的な革素材は、”銀面”と”床面”と呼ばれる二層構造にて成り立っているのですが、CORDOVAN素材は、コードバン層のみの一層構造となっています。
また、皮繊維自体にも大きな違いが。一般的な革素材の場合、皮繊維がランダムに入り乱れる形で構成されているのですが、CORDOVAN素材は、一方向に皮繊維が揃っているのです。しかも、皮繊維密度がとても高いため、革素材としての”耐久性”に富んでいるのが特徴となっています。
皮繊維方向が揃っていることによって、”美しい艶”が創出。
通常の革素材は、その繊維構造上、あまり”磨き上げる”ことが出来ませんが、コードバン素材の場合は、皮繊維方向が揃っているため、革表面を”磨き上げる”ことが可能なんですね。
「繊維方向が揃っていること」に加えて、「磨き上げ」が出来ることから、染料などの仕上げに頼ることなく、皮繊維のみの自然な”光沢”が創出されるのです。染料仕上げに頼らずに、これほどまでの、美しい艶感が創出されるのは、コードバン素材のみと言えるのではないでしょうか。
皮繊維方向に対する”剪断力”には、ご注意を!
コードバンは、「革繊維方向が揃っている」ことによって、光沢や耐久性などの個性が作られています。
ただ、何事にも、”陰陽(裏表)”があるように、当然ながら皮繊維方向が揃っていることによる弱点も存在しているんですね。それが「革繊維方向への剪断力に対する弱さ」という要素です。
簡単に言うと、皮繊維方向に向かって、剪断力を加えると、「革が裂ける」ことがあるんですね。まあ、革強度における弱点ともなるわけですが、反面、これもCORDOVAN素材の加工性の良さにも繋がる要素ともなるもの。
ゆえに、CORDOVAN財布を仕立てる上では、繊維方向をきちんと意識した作りとなっているのです。(粗悪品の場合は、繊維方向などの配慮がなされていないものもありますので、ご注意を。)
コードバン財布の「経年変化」「エイジング」の魅力とは?!
CORDOVANは、「経年変化の美しさ」「エイジングの魅力」にも富んだ革素材のひとつ。特に『ナチュラルコードバン』の”飴色への変化”などは特筆すべき風情を有しています。
貴重な国内(日本)のCORDOVANタナリーの思い出。
世界的に、CORDOVAN素材をなめし加工できるタナリーは、極わずかと言われています。実は、日本・・そんなCORDOVANタナリーが存在している希少な地域のひとつなんですね。
現在国内では、「姫路市」と「長野県飯田市」がCORDOVAN素材を創出することが出来るタナリーが存在する地域となっています。
長野県飯田市にあるタナリーが”宮内産業株式会社”。
天竜川のほとりに拠点を構えています。かなり、昔の話となりますが、私も仕事を通じて、宮内産業さんを訪れた(見学)ことがあるんですよね。
上記の記事”宮内産業の訪問日記”を見て、とっても懐かしい気持ちになりました。タナリー周辺も、革特有の香りに包まれているんですよね。今もあまり風景が変わっていないようです。
*世界を代表するCORDOVANタナリー
コードバン財布(CORDOVAN財布)の特徴!
コードバン(CORDOVAN)素材には、他の革素材と大きく異なる構造的な特徴(違い)が存在しています。それが、コードバン財布ならではの特徴を形作り、魅力となっています。
CORDOVANで仕立てられた革財布は「耐久性」に長けた丈夫な革財布となります。末永く財布を愛用したいと考えている人にとっては、最適なアイテムに。
コードバン財布の「お手入れ・メンテナンス」ポイント!
- 定期的なお手入れは「ブラッシングによる汚れ落としのみ」でOK。
- 艶が失われたとき&毛羽立ちが目立ってきたときは「専用クリーム」を活用。
CORDOVAN素材は、他革素材と大きく異なるのが、「革繊維構造」です。CORDOVAN層と呼ばれる部分だけを抽出した革素材で、革繊維が同じ方向に揃った構造をしているのが特徴なんですね。
ゆえに、汚れ落としをするときには、「コードバンの繊維方向に沿ってブラッシングする」ことがポイントとなります。革繊維方向に対して、直角に強くブラッシングを行ってしまうと、革表面のキズを作ることとなってしまいやすいので。
また、CORDOVAN素材は、”油分”が少なくなると、「艶が失われたり」「革繊維の毛羽立ち」が生じることに繋がってしまうのですが、通常、日々適度に財布を使用していれば、手の油分によって、適度に革表面がコーティングされるもの。
日々、財布に触れる機会があれば、油分の付加はもあまり必要ないものです。
個人的には、「汚れ落とし」と「水の付着」に対して、気を付けていれば、ほとんど「クリーム」などによるメンテナンスは必要ないものと考えています。(実体験上)
ただ、革表面の毛羽立ちが目立ってきた時には、”毛羽立ち”を抑えるという意味で「コードバン専用のクリーム(こちらの、コロニル・コードバン専用クリームなど)」を活用するといいかと。
CORDOVAN素材は、他革素材と異なる特性を有しているもの。CORDOVAN専用に開発されたお手入れ用クリームを使用しないと、逆に革表面の色ムラなどを引き起こす要因となってしまうこともありますので、ご注意を。
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